FAQ

よくある質問

カーブスのフランチャイズの加盟金・初期費用はいくらですか?

カーブスの加盟金は約400万円、ロイヤリティは売上の10%です。物件取得・内装・マシン・初期広告費を含めた開業資金合計は1,000万〜2,000万円規模が標準です。30〜60坪のショッピングモール内・駅近商業ビルが標準立地で、運動マシン12台と専用更衣室・シャワーが必須設備です。chocoZAP(2,000万円〜)と比較すると低資金で開業可能ですが、女性専用・スタッフ常駐モデルのため、運営オペレーション設計が経営の核になります。

カーブスの店舗数・規模はどれくらいですか?

カーブスホールディングス(東証プライム[7085])は全国2,000店舗超を展開する女性専用フィットネスFCの最大手です。会員数は約80万人で、40〜70代女性が中心顧客層です。本社は東京都赤坂で、米国カーブス・インターナショナルと提携する形でアジア圏での展開を主導しています。グループ全体の売上は約260億円規模で、安定的な月会費収入をベースとしたストック型ビジネスとして安定経営しています。

カーブスFCの収益モデルはどうなっていますか?

カーブスは月会費6,000〜8,000円×会員数200〜500名のストック型ビジネスです。1店舗の月商は150万〜400万円、会員継続率は90%超と業界トップ水準です。30分のサーキットトレーニング(11分の有酸素+11分の筋トレ+11分のストレッチ)という時短プログラムが共働き世帯・シニア層に支持され、退会率が低いことが収益安定の核です。chocoZAP・エニタイムフィットネス等の24時間ジムと比較すると会員単価は近い水準ですが、スタッフ常駐型のため固定費構造が異なります。

カーブスのフランチャイズの特徴・差別化要素は何ですか?

カーブスの最大の特徴は『女性専用×30分時短×スタッフ常駐』の3点セットです。男性は入店できず、ジム未経験の中高年女性でも安心して通える環境が差別化要素です。30分のサーキットトレーニングという時短プログラムで『ジムは時間がかかる』という心理的バリアを下げ、スタッフが個別にフォローすることで継続率を高めています。無人型24時間ジム(chocoZAP・エニタイム)とは正反対のアプローチで、初心者・シニア層を取り込む戦略です。

カーブスFCの開業で考慮すべきリスクは何ですか?

主要リスクは3点です。1)女性専用市場の競合激化:UNO FITNESS・FAST GYMレディース等の女性向けジムが増加しており、立地次第ではカニバリリスクがあります。2)スタッフ確保の難しさ:女性スタッフ常駐モデルのため、女性スタッフの採用・定着が経営の壁になります。3)シニア層の通塾頻度低下:高齢化で会員の退会・休会率が上昇するリスクがあり、新規会員獲得チャネル(地域コミュニティ・自治体連携)の確保が必要です。一方で、カーブスは健康保険組合・自治体との連携で『健康増進プログラム』として位置づけられている事例も多く、医療費削減効果のエビデンスもあります。

Chain Profile

チェーン基本情報

チェーン名カーブス
業種フィットネス・ジム
初期費用1,000万〜2,000万円規模(公式モデル)
ロイヤリティ売上の10%(公式公表値)

40〜70代女性向けの30分サーキットトレーニング型FCとして全国2,000店舗超に拡大したカーブス。chocoZAP・エニタイムフィットネス等の24時間無人型ジムが急成長する中で、カーブスは「女性専用×30分時短×スタッフ常駐」という対極的なアプローチで安定経営を続けています。

会員数約80万人のうち中心は50〜70代の女性で、ジム初心者・運動習慣のないシニア層を取り込む独自ポジションです。月会費6,000〜8,000円×継続率90%超のストック型ビジネスは退会率の低さが業界トップ水準で、加盟店オーナーにとって安定収益が見込める業態です。

ビジネスモデルナビ編集部がカーブスホールディングス公式・東証開示情報・FC情報メディア・経験者ブログを横断調査し、女性専用フィットネスFCの実態を整理します。

カーブスの基本情報

カーブスホールディングス(東証プライム[7085])は2005年に第1号店を東京都中野区に出店した女性専用フィットネスFCです。

項目
運営会社株式会社カーブスホールディングス(東証プライム[7085])
創業米国カーブスは1992年 / 日本展開は2005年
国内店舗数約2,000店舗超
会員数約80万人
主要顧客40〜70代女性
月会費6,000〜8,000円
会員継続率90%超
売上(連結・直近期)約260億円規模
業態女性専用フィットネス(30分サーキットトレーニング)

24時間無人型ジム(chocoZAP・エニタイムフィットネス)が急成長する中で、カーブスは女性専用・スタッフ常駐・シニア向けの独自ポジションを確立しています。

加盟金・初期費用

公式公表値を含むFC情報メディアの集計値を整理します。

項目
加盟金約400万円
ロイヤリティ売上の10%
物件取得費(保証金・礼金)200万〜500万円
内装・什器・専用マシン500万〜800万円
初期広告費・看板100万〜200万円
運転資金(3〜6ヶ月分)200万〜500万円
開業資金合計1,000万〜2,000万円規模

【店舗規模】30〜60坪のショッピングモール内・駅近商業ビルが標準。専用更衣室・シャワー・運動マシン12台が必須です。

【契約期間】10年契約が標準。

chocoZAP(2,000万円〜)・エニタイムフィットネス(5,000万〜7,000万円)と比較すると低資金で開業可能ですが、女性スタッフ常駐モデルのため運営オペレーション設計が経営の核になります。

ビジネスモデル: 女性専用×30分×スタッフ常駐

カーブスの最大の特徴は「3つの専門化」にあります。

1. 女性専用

男性は入店不可です。ジム未経験の中高年女性でも安心して通える環境を提供することで、競合の総合フィットネスクラブ・24時間無人ジムとの心理的差別化を図っています。

2. 30分の時短プログラム

30分のサーキットトレーニング(11分の有酸素+11分の筋トレ+11分のストレッチ)という時短プログラムが標準です。「ジムは時間がかかる」という心理的バリアを下げる設計で、共働き世帯・シニア層の通塾を後押しします。

3. スタッフ常駐

無人型ジムと正反対のスタッフ常駐モデルです。女性スタッフが会員1人ひとりにフォローを行い、運動習慣の継続を支援します。退会率の低さ(継続率90%超)はこのフォロー体制が支えています。

収益構造

  • 売上 = 月会費(6,000〜8,000円) × 会員数 × 継続率
  • 1店舗の会員数: 200〜500名
  • 1店舗の月商: 150万〜400万円
  • 月間粗利: 100万〜300万円
  • 固定費(賃料・人件費・本部チャージ): 月100万〜250万円
  • 営業利益: 月50万〜150万円

24時間無人ジムと比較すると会員単価は近い水準(chocoZAP月3,278円 vs カーブス月6,000円)ですが、カーブスは会員数規模が小さく粗利率が高い構造です。

加盟者の声: ポジティブ面

業界メディア・FC比較サイト・経験者ブログから集計したポジティブな評価を整理します。

  • 全国2,000店舗超のブランド力で集客が読みやすい
  • 会員継続率90%超の安定したストック型収益
  • 女性専用・シニア向けの独自ポジション
  • 30分時短プログラムで顧客満足度が高い
  • 健康保険組合・自治体との連携で『健康増進プログラム』に組み込まれる事例
  • 開業資金1,000万円台で参入可能(24時間ジムより低資金)
  • 10年契約で長期安定運営が前提

加盟者の声: ネガティブ面

業界メディア・経験者ブログから集計した懸念点を整理します。

  • 女性スタッフの採用・定着が経営の壁
  • 男性禁止のため広告ターゲットが限定的
  • 24時間無人型ジム(chocoZAP)の急成長で若年層の流出懸念
  • シニア層の高齢化で会員の退会・休会率が上昇するリスク
  • 月会費6,000〜8,000円は同価格帯24時間ジム(chocoZAP月3,278円)と比較すると高めに見える
  • ロイヤリティ10%が継続的な負担
  • ショッピングモール内立地の家賃負担
  • 競合(UNO FITNESS・FAST GYMレディース等)の女性向けジム参入

ビジネスモデルナビ編集部の考察

カーブスのFCは、フィットネス業界の中で「女性専用×30分×スタッフ常駐」という独自業態を確立した代表例です。chocoZAP・エニタイムフィットネス等の24時間無人型ジムが急成長する中で、カーブスは正反対の有人・スタッフフォロー型でシニア女性層を取り込む差別化に成功しています。

最大の論点は3つです。

  1. シニア女性層の構造的需要: 高齢化社会で女性の健康増進ニーズは確実に拡大しています。健康保険組合・自治体との連携で『健康増進プログラム』として位置づけられている事例も多く、医療費削減効果のエビデンスもあります。
  2. 女性スタッフ確保の難しさ: スタッフ常駐モデルのため、女性スタッフの採用・育成・定着が経営の壁になります。地域の女性労働市場の状況で店舗運営の難易度が変わります。
  3. 24時間無人型との競合: chocoZAP・エニタイムフィットネス等の低価格24時間ジムが「気軽さ」で若年層を取り込む中、カーブスは「初心者・シニア向けの安心感」で差別化する必要があります。長期的にはターゲット層の二極化が進むと予想されます。

業界HUB転用の観点では、カーブスは「女性専用フィットネス」業態の代表として、24時間無人型(chocoZAP)・パーソナルジム(RIZAP)・暗闇スタジオ系(FEELCYCLE)と並べることで、フィットネス業界の業態構造が立体化します。

向いている人・法人

  • 自己資金500万円以上+融資1,000万円規模を調達できる
  • 女性スタッフのマネジメント経験がある
  • 地域コミュニティ・自治体連携を活用できる
  • 長期(10年契約)の安定運営を志向する
  • ショッピングモール内・駅近物件を確保できる
  • シニア層・健康増進市場の長期成長性に共感する

向いていない人・法人

  • 24時間無人型・低価格モデルで起業したい(→chocoZAP・エニタイム向け)
  • 短期(3年以内)で投資回収したい
  • 男女問わず幅広い顧客層を扱いたい(→総合クラブ・パーソナル向け)
  • スタッフ確保・労務管理を煩わしいと感じる

加盟を検討する前に確認すべきこと

  1. 加盟金・ロイヤリティ・本部チャージの具体額(書面で)
  2. 出店候補エリアの既存カーブス店舗・他女性専用ジムの動向
  3. 月会費・会員数・継続率の収支シミュレーション
  4. 本部の女性スタッフ研修プログラム
  5. 健康保険組合・自治体連携の支援内容
  6. 既存FCオーナーへの直接ヒアリング機会(成功店+苦戦店両方)
  7. 10年契約の中途解約条件

カーブスと他のフィットネスFCの位置づけ

FC加盟金初期費用月会費業態
カーブス約400万円1,000〜2,000万円6,000〜8,000円女性専用・30分・スタッフ常駐
chocoZAP非公開2,000万円〜3,278円24時間無人サブスク
エニタイムフィットネス300万円約3,000万円〜7,000〜9,000円24時間無人
FIT-EASY100万円〜約2,000万円〜7,000〜9,000円24時間無人
RIZAP個別相談規模により変動月25,000〜100,000円パーソナル・直営

カーブスは「女性専用×スタッフ常駐」で他フィットネスFCと明確に異なる位置づけです。

加盟検討者の方へ

加盟前に押さえておきたい関連情報。

参考情報

この業界の独自視点(LMP編集部)

フィットネス・ジム業界の本FCを評価する際、ビジネスモデルナビ編集部が独自に整理した視点を以下にまとめます。本部資料や大手メディアでは触れられない構造的論点として、加盟判断の材料にご活用ください。

業界の収益構造と本質的な判断軸

フィットネス業界は『月会費ストック型×退会率3-5%/月×損益分岐点会員数』で経営が成立するサブスク型ビジネスで、業態によって損益分岐点会員数が大きく異なる(無人24時間ジム約300名・パーソナル約30名・総合クラブ約1,500名)。chocoZAPが3年で1,800店舗達成という急拡大は、低価格(月2,980円)モデルと無人運営でローコスト化を極限まで進めた結果で、加盟者の損益分岐点会員数を意図的に下げる設計。一方パーソナルジム(RIZAP・24/7Workout等)は客単価15-30万円帯の高単価・少人数モデルで、別業態として位置付けるべき。会員流出(チャーン)が経営を直接圧迫する点は学習塾の春退塾と類似だが、フィットネスは年間を通じて流出が継続する点でより厳しい。

加盟者目線の批判的論点

本部募集資料の年商例(『月会費売上500万円達成』等)は会員500-700名・退会率3%/月以下を維持した上位加盟者の数字で、退会率が5%を超えると月20-40件の新規獲得が継続的に必要になる『集客自転車操業』に陥る。chocoZAPの『無人運営・人件費ゼロ』の訴求は本部側のメリットで、加盟者側はマシン故障・清掃・トラブル対応のオペレーション工数が想定より大きい。さらに無人24時間ジムは衛生クレームがSNSで数日で拡散し、ブランド毀損が即時会員流出に直結するリスクを抱える。月会費以外の収益源(パーソナル・物販・サプリ販売)を組み込めない業態は退会率上昇局面で対応策が限られる。立地選定ミス(駅徒歩5分超・競合200m以内)は固定費負担で開業1-2年目の致命傷になる。

他業界との横断比較で見た本業界の独自性

他業界と比較した本業界の独自性は『月会費ストック型ながら年間を通じた継続的な会員流出が発生する』点。学習塾の春一極退塾、保険代理店の継続コミッション低下、結婚相談所の成婚退会と比較してもチャーン管理の難度が高い。最も近い類似業界は結婚相談所・保険代理店(月会費ストック)だが、入会後3ヶ月の習慣化支援が経営の核となる点はフィットネスの独自性。コロナ後の健康志向で業界全体が回復基調、24時間無人サブスクが急成長する一方、総合フィットネスクラブはシェア縮小局面。ピラティス市場は女性層中心にヨガから移行し急成長中で、フィットネス内の業態シフトが継続。RIZAPが直営からFC化に方針転換(chocoZAP FCを2025年5月開始)した点は業界構造変化の象徴。

LMP編集部の実務知見からのコメント

LMPのFC加盟店開発BPO実務経験では、フィットネスFC加盟者の成功は『業態選択×立地(駅徒歩5分以内)×退会率管理(入会後3ヶ月の習慣化支援)』の3条件で決まります。本部の年商シミュレーションだけでなく、自分の商圏で『損益分岐点会員数(無人型300名・総合1,500名)を達成できる人口密度か』『競合密度・既存ジム数』『退会率5%以下を維持できる施設品質・運営体制があるか』を独自検証することを推奨。chocoZAP系の無人型は深夜トラブル・衛生クレーム対応の緊急コール体制を加盟前に確認すべき。

この業界の関連情報

本FCの加盟検討は、フィットネス・ジム業界の他FC比較・開業資金・失敗事例・収益構造を併読すると判断精度が上がります。